夏の空へ

先月末またしても息子の幼なじみが逝ってしまった
もう４年会っていなかった　大きくなっていただろう

１歳のときからの付き合いで　もうかれこれ１７年になる
彼は仲間の中で一番からだの弱く　いつもぴぃぴぃ泣いていたので
愛称は「ぴーちゃん」
付きっきりでお世話をしていたお母さんは　元美容師さん
そのおかげでぴーちゃんは　いつもスタイリッシュなヘアスタイルをしていた
家族の協力をあまり得られず　ひとりでがんばっていたお母さん
大きなランドクルーザーの後部座席に　ぴーちゃんを乗せ
かっ飛ばして走る姿が忘れられない


すぐに駆けつけることができなかったので　気持ちだけを友人に届けてもらった
電話しようと思いつつも　なかなかできない
母たちとは子育てにおいていろいろ話し合ってきた仲だけに
哀しみも悔しさも虚しさも・・・分かりすぎてしまって声に出せない

空っぽになってしまった彼女の時間
これからどのように過ぎていくのだろうか
ぴーちゃんのぬくもりを心の支えに
以前のような強さと明るさを取り戻してほしいと願っている